二乗して-1になる数字をiと表して虚数っていうよね。i^2 = i * i = -1 (数学の時間で習ったハズ)
ふつう数字はマイナス同士を掛け合わせると必ずプラスになると習ったのに、二乗してマイナスになるとはどういうこと?そんなのありえんだろ! というもっともな疑問からモレも悩んだクチだ。数学的にはそのような数字を観念的に想定することで、特定の事柄をうまく説明する「方便」として編み出された数字と思うよう心がけていたが、なんかしっくりこなかった。が以下のような解説を聞いてなんとなくもやもやが吹っ切れた気がする。
それは、自然数(=1,2,3,4,5,…)でさえ実は「方便」として編み出された(厳密に言えばウソの)数字なのだということだ。つまり我々は自然数は現実世界の事象に即していると考えてきたが、よーく考えると、りんご1個、2個、3個、といってもそれぞれのりんごは現実の世界では形も大きさも重さも色も違うのだ。すなわちりんごの個数を自然数で表すことは、実はもうその時点で観念的で抽象的、つまりは方便(ウソ)の世界になっている。
であるからして、
自然数:方便(ウソ)の度合いが小さい数
整数: 方便(ウソ)の度合いが中の小くらいの数
小数: 方便(ウソ)の度合いが中くらいの数
有理数:方便(ウソ)の度合いが中の大くらいの数
無理数:方便(ウソ)の度合いがちょっと大きい数
虚数(複素数):方便(ウソ)の度合いがとても大きい数
と考えることによって心のもやもやが解消されるような気がしたのだ。つまり自然数でさえウソの数なのだから二乗してマイナスになる数を考えることに罪の意識を感じることは無い!ということだな。(虚数はその名前に問題があることになる)
まぁでも以下の絵が一番分かりやすいでしょうか?
実数aに虚数iを掛けるということは、○→△に90°回転するということ。さらにiを掛けるとさらに90°回転して△→●になって、a*i*i=a*i^2=a*(-1)=-a
Y軸
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a △(=a*i)
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(a*i*i) |
--●------+------○---X軸
-a 0 a
うーん、こう考えると虚数って現実味あるじゃん。
i(=愛)は虚無ではなかったといわれる所以ですな。
(ズレてたらスマソ)