イラク人捕虜を米兵が

虐待していたというニュースと、その報復としてアメリカ民間人が斬首で処刑されたというニュースを聞き、どちらも居た堪れない思いである。

イラク反米勢力は、圧倒的に強力な米軍に立ち向かうにはゲリラとなって市民の中にまぎれ込み、神出鬼没で戦うしか方法はない。しかしこのやり方は市民を巻き込んで多くの犠牲が出てしまう危険が高くなる。翻って米軍側から見れば、市民なのかゲリラなのかまったく区別がつかないわけだから、常に疑心暗鬼で物事を見なければならず、これはものすごいストレスだと思う。

よく知らないが、元々国際法ってのは戦争ばっかしてた欧州諸国間で、こんなんじゃお互いが全滅してしまうから殺し合いにもルールを設けましょうということでできたものだと思うが、これは正規軍同士の戦争が想定されていて、今のような圧倒的に優位な相手に対するゲリラ(立場によってレジスタンスと言ったりテロといったりする)戦になると、もうなんでもありの状態になってしまうのだろう。

今は昔と違って通信ネットワーク技術の発達によって、遠くで起きていることがらが瞬時に世界中に伝わる。だから戦争の抑止につながるとも期待できるが、逆に情報操作される危険も伴う。現代人はよくよく情報を吟味する能力を備えなくてはならんと思われる。

2020年3月

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このページは、アローブックぱそこん教室が2004年5月16日 21:24に書いたブログ記事です。

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