継続は力なり。ありがとうございます。
今度の時刻表改正では北陸新幹線の開業などの影で、寝台特急北斗星が定期列車としては廃止(臨時で8月までは日数を限定して走るとのこと)されてしまいます。寝台列車の廃止の流れはもう避けられないのですが、それと同じく「食堂車」も絶滅危惧種になっています。ちょっと前までは一般の人から見たら列車の食堂車って「高くてまずい」という先入観があったのも影響してだんだんと営業が縮小していったのですが、残念ではあります。今や一部の寝台特急だけでしか営業していません。昔半導体製造装置メーカーに勤めていたころ、広島の某半導体メーカーに出張することが多く、日曜移動だったものですから東京駅から新幹線で広島までよく使いました。東京駅をお昼ごろに出る「グランドひかり」を選んで2階建ての食堂車で食べる「エビフライ定食」は1700円。食後のコーヒーが出るころは富士山が車窓いっぱいに広がる景色を眺めながら最高の気分を満喫できました。サラダもコーヒーもついて今考えても1700円は安すぎです。もうこんな列車の旅はできなくなりましたなぁ。
(※写真は北斗星に乗った時の朝食)