尖閣ビデオ流出の件で当局が捜査をはじめた

とのことであるが、まさか犯人が自宅や勤務先のブロードバンド環境からYouTubeに動画を投稿したとは考えられないから、いくらIPアドレスがわかったところで特定は難しいように思う。てゆーか、いつも思うのだが、オフィス街や住宅街など無線LANの電波が飛び交っているところでは、WEPさえ掛かっていないようないわゆる「野良AP」がいくつも見つかる。これは無線LANルーターや無線LANアクセスポイントの初期設定に際し初心者には難しい点があって、初期のころの製品には暗号化なしでつながるものが多く存在していたためである。そんな野良APから投稿されていればもう犯人の特定など無理であろう。パソコンの無線LANカードに割り振ってあるMACアドレスだって偽装することは可能だし、そもそもMACアドレスはルーターを越えないからYouTube側のサーバには残らない。残るとすれば野良APが属しているローカルネットワーク内のログだろうが、こんなんちゃんと残っているかどうかすらわからない。街中に氾濫する野良APは今後いろいろな面で問題になってくるような気がする。たとえば、自宅の無線APに接続しているとばかり思っていたら実は隣の家の無線APに接続していて、お隣さんに自分のパソコンの中身がWindowsのファイル共有で全部まる見えだったとか、考えればいくらでもありそう。

2020年4月

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このページは、アローブックぱそこん教室が2010年11月 9日 14:08に書いたブログ記事です。

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