ニュースによると先の新潟で発生した地震で

自動車部品を製造している工場が被害を受け、その余波で日本中の自動車会社の生産ラインがストップする騒ぎがあったそうな。調べてみるとリケンという会社で作っているピストンリングが供給ストップになったことが原因らしい。「リケンのわかめスープ」が好きでよく飲んでいるのだがまさか関係ないよなぁとネットでググってみたらどうやら元は同じらしい。リケンで作るピストンリングは国内シェアの50%だそうで、たかがピストンにはめる輪っかでもいろいろとすごい技術が必要なんだなぁ、と改めて考えさせられる。(ピストンリングってエンジンのピストンとシリンダーの間の気密性を保つためのもので、タコのアタマのハチマキを想像してください。)エンジンが高回転・高圧縮比になればそれだけピストンリングにかかる条件が厳しくなるのだろうと想像されるし。でももっと驚いたのがトヨタをはじめ国内の自動車メーカーって一切の部品在庫を持たない(←よくカンバン方式って言われていて言葉では知っていたが)から、部品の供給がほんのちょっとでも滞るとそこで生産ラインもストップしてしまうのねぇ。それこそ効率至上主義できたマイナスの部分が出てしまったのだと思う。親会社が在庫を一切持たないというのはホント下請け会社にとってはとてつもないプレッシャーなんだろうなぁ。こうやって日本は経済を繁栄させてきたのだと思うとつらい気持ちになる。

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このページは、アローブックぱそこん教室が2007年7月31日 14:35に書いたブログ記事です。

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