京極夏彦の「姑獲鳥の夏」で

「観測が現実を決定する」ようなことが書いてあったが、これって量子力学のハナシじゃないの。つまりだ、あることを知るということ自体がそのことに影響を与えるということで、真実の姿は絶対に分からないのだよ。見た瞬間にその対象の状態は変わってしまうということでこれを不確定性原理というらしい。こういった小説はおどろおどろしい内容と科学的な解釈が渾然一体となっていて読む者の興味をひきつけるなぁ。
でも、「観測が現実を決定する」ということは、じゃあ例えば「浮気はバレなければしてないのと同じ」と解釈できる。つまり浮気をしているということを知った(観測した)瞬間に過去にさかのぼって浮気の現実が確定するわけで、知らない(観測していない)状態では「浮気している」「浮気していない」の2つの状態が同時に重なっている(確率論ではない)とかなんとか…。これは「シュレディンガーの猫」というハナシといっしょだなぁ。(我ながらナニ言ってるのか怪しい〜)

2020年3月

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このページは、アローブックぱそこん教室が2007年1月 5日 13:11に書いたブログ記事です。

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