最近読書会の課題本などで

中国の古典に触れる機会がある。古典というのはいずれも極めて長い年月を経てきたものであるからして「奥の深いもの」なんだなぁ、と感じさせられる。特に韓非子なんかの解説を見ていると、本当に人間の本性を鋭く突いているように思われる。韓非子て徹底した性悪説で非情でとても怖い思想に見えるのだが、温情が原因でもっと大きな災いを招くことをとても用心していることがうかがえる。どんな些細な罪でも有無を言わさず死刑というのが基本なのだ。でも「墨攻」という小説のストーリーみたく、厳格に刑罰を適用して結局失敗になる場合もあり、うーーん、現実は難しい。

2020年3月

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このページは、アローブックぱそこん教室が2006年10月21日 15:09に書いたブログ記事です。

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