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耐震強度偽装問題が取り沙汰されているが、なんつーか、牛肉産地の偽装といいもうめちゃくちゃですな。これというのも昨今の競争至上主義とデフレ経済によってとんでもないコストダウンを強いられることに原因があるのだろう。もちろん違法行為を行った個人には大きな責任があるわけだが、どんな業界にも似たようなことが隠れているのだろう。たまたま発覚しないだけで。商品やサービスを購入する顧客の立場から見れば、システムが複雑化すればするほど中がどうなっているのかわかんないわけで、中身に対する価格の妥当性を見極めるのは至難の技ですな。昔は職人に対する世間の尊敬の念があったのだろうが、今は職人気質が煙たがられる時代なので（だいたいISO9001なんて職人の世界を否定するもんだし）、仕事に対する誇りが持ちにくい環境なのかもしらん。