はずかしながら

「隗より始めよ」の本当の意味を今ごろになって知りました。隗とは人の名前だったのですね。中国で戦国時代の燕の宰相だった郭隗のことだそーです。昭王が地に落ちた燕の国の威信を取り戻すため、郭隗に人材を集めるにはどーしたらよいか尋ねた時の郭隗の答えが「隗より始めよ」ということみたいです。郭隗は燕王に言いました。

「昔ある国の王が一日に千里を走る駿馬を求めていましたが、何年たっても手に入れることができませんでした。すると身分の低い者が、私が探してまいりましょうと、王からお金を預かって駿馬を探し出しましたが、その馬は一足違いですでに死んでいました。しかしその男は死んだ馬にもかかわらず大金を出してその骨を買ったそうです。で、その話が広がって程なくして生きた駿馬が手に入ったということです。今、私を師として優遇していただければ、有能な士がおのずから集まるでしょう。」

うーーん、うまいことを言うなぁ。つまり今いる人材を抜擢優遇すれば(つまり隗よりはじめる)、有能な人はその話を聞いておのずから集まるということですね。即戦力ばかりを集めたがる今の企業経営者に参考になりそーですね。

なんてエラソーなこと言ってしまいました。

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このページは、アローブックぱそこん教室が2004年12月 4日 19:30に書いたブログ記事です。

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