実はこの土日に1泊2日で、小林正観氏の講演会に行ってきました。
だいぶ前の日記にも正観氏のことを取り上げましたが、知らない人のために簡単に紹介すると、この人の本業は旅行作家で、各地を歩いているうちにいろいろな人の悩みや苦しみを聞いていろいろアドバイスしてたみたいです。心に関する宇宙の法則というか、人間心理の法則みたいなことを発見し、今では年間300日の講演会をこなしているそうです。(ひぇ〜〜、信じられませんなぁ。)で、まぁ私も氏の本を6冊ばかりイッキ読みしてどんな人か非常に興味を持ったわけです。(なお本人は宗教家ではなく、自分のことを唯物論者だと言っています。)
今回の講演会場は、兵庫県の山崎町(姫路駅からバスで1時間、さらに車で15分)にある正観氏の所有する光楽園という保養所でした。そこに1泊して講演を聴いたわけです。私は自分で言うのもなんですが、フットワークはとても軽くて、思い立ったらパッと出かけちゃう性分です。当日の泊まり客は十数人程度でしたが、講演だけを聴きにきた人はゆうに100人は超えていて、こんな山奥!(失礼)に大挙してバスで乗り付けてわざわざ聴きに来るのです。(いや200人くらいはいたかも?)
で、正観氏ご本人はというと見た感じとっても繊細そう(神経質そう)で、なんか冗談の通じないえれー怖そうな人という第一印象でしたね。でもしゃべりを聴いているうちにその話のうまさに、うーんさすがだ、伊達に年間300回も講演しているわけじゃないと妙に納得してしまいました。まぁ中年のオジサンなのでオヤジギャグも随所に出てくるし…
まぁ話の内容は今まで本で読んだものと大筋ではおなじでしたが、やはり本人の肉声で聴くとなかなかよろしいです。以下あくまで私の記憶から話のエッセンスを抽出すると…
1.動物としてのヒトは、固体の安全と種の保存の2つが本能。
2.人間になると、他人から感謝されたいという本能が上記に加わる。
3.人間は目標を持って生きるのではなく、ただひたすら感謝される存在に
徹した方がずっと「得」である。(道徳・宗教でなく、損得勘定で!)
4.どんなに死ぬほど頑張っても人ひとりでは最高で5人分の働きしかできない。
(眠らず、食事せず、うんこもしょーべんもしないで、24時間356日働き
続けて最大で5人分が限界)
5.しかし他人に対してひたすら感謝して生きると、そのすべての人が強力な味方
になってくれる。(なぜなら人は感謝されたいという本能を持っているから)
6.一生に会う人数が1万人なら1万倍の力になる。
7.人は頼まれやすい人と、頼まれにくい人がいる。できるだけ頼まれやすい人
になった方がよい。そしてそれは「顔」できまる。
8.不平不満愚痴などのマイナス言葉をいつも言っていると、顔の筋肉がそういう
顔を作ってしまい、頼まれにくい人になる。
9.うれしいたのしいしあわせ等のプラス言葉を言っていると、顔の筋肉がそういう
顔を作り、頼まれやすい人になる。
10.頼まれない人は他人から感謝されることがないから、努力や根性に逃げる。
→努力の反対語は感謝。(おお、ここはオドロキ!)
11.オトコとは悲しい生き物で、身近なオンナ(母、妻、彼女)からの感謝や賞賛
があれば、うれしくてなんでもしてしまうものである。(→これはオトコの
オレもまったくそのとーーーりと思う。俗に言うあげまんか?)
12.逆にオトコに対してマイナス言葉ばっか言ってるオンナは、どんどん逃げられ
てしまう。
13.奥様方、今日帰ったらご主人や息子のいるところで、独り言のよーに自分は
幸せであるとつぶやけば(面と向かってではなく)、オトコどもは俄然やる気
がでてきて、よい方向に向かう。これは友人関係でも同じ。
14.今、目の前にいる人に全身全霊であたればよいので、それ以外のことは一切
考えない。
15.悩み・苦しみ・煩悩から解脱する秘策は以下のとおり。(人によって
3秒で解脱する人もいれば15年かかる人もいる。)
「過去のすべてを受け入れ、現在のすべてを受け入れ、将来起こるすべてを
受け入れること。」
だそーーです。これらにときどきオヤジギャグを交えて話すのでなかなか面白く、ためになったぞな。
あ、そうそう。早速すごいご利益がありますた。今日の帰りのバス・電車の中で、オレの隣に入れ替わり立ち替わり若い魅力的な女性が座ってくれたのです。帰りのバスで1時間。帰りの姫路⇔米原間の新快速電車の中で2時間。計3時間に3名の女性が隣に座ってくれたという。なんということでしょう!今までどれだけ列車の旅をしたか。乗り合わせは決まってジジ・ババ・ムサイ鉄ヲタが定番だったのに…