「スイス人銀行家の教え」という本を読んでいる。今2/3くらいまで読み終えたところだが、すげーーー面白い。目のうろこがいくらあっても足りないくらい感心させられる。表面上はお金との付き合い方を指南する本だが、これは人生いかに生きるべきかを説いた本と思う。その中の一節でホフマンさんが、
「私は、毎日、お金がもたらす奇跡に感謝している。お金を払う時、自分に余裕があることに対して感謝する。」
と言うところは、仏教で言うお布施の思想に一致しているような気がする。ブッダは弟子が托鉢に回る際、なるべく貧乏な人々から施しを受けるよう注意したと言われる。「貧乏だから余裕が無いのではなくて、余裕が無いから貧乏なのだ。」ということを言いたかったのだと思う。
これをもう少しアレンジすると「幸せだから感謝するのではなくて、感謝するから幸せになれる。」になるのか。