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モーニングショー、見ないとか言っていてまた見てしもうた。今朝は年金や社会保障制度の世代間格差についてやっていたのだけれども、やたらと世代間格差を煽って「若者は損をしている」という論調でした。これはある面からみるとたしかにそう見えるかもしれないけれど、別の面からみるとそんな単純な話じゃないよな、といつも思うのです。

昔は今よりはるかに社会インフラは脆弱で、不便な生活を強いられていたのです。僕が子供のころはあっちこっちに舗装されていないデコボコ道がありましたし、固定電話がやっと普及してきたころで全世帯に電話なんて無いから近所の家の電話をお借りして通話したりしたのです。で、自分宛ての電話が掛かってくるとその家の方が呼びに来てくれていたりしたのです!携帯電話が当たり前の今の若い人には想像すらできないかもしれません。

僕が初めて一人暮らしをしたとき部屋に固定電話を引いたのですが、(電電公社だったかNTTになったばかりの頃)電話加入権として72,000円を支払う必要がありました。当時の新入社員の給料に対して72,000円がいかに高額か、、、いまだに返ってきてはいません。この加入権なるものは電電公社が通信インフラを整備するための原資にするというような説明がなされていました。通信インフラ1つをとっても、このようなありさまです。

様々な社会インフラが整備されて便利な生活になったことだって世代間格差の論争で考慮されるべき内容ではないのでしょうか?