臓器移植法案に関するニュースを聞いていると

子供からの臓器摘出を親の承諾でOKとするとかいう案が出ているらしいが、大いに疑問に思う。昨今の子供を虐待する親の出現を見ていてわかるように、わが子を部品どり用にする「悪魔の親」が出てくる怖れがあるからだ。そもそも脳死とは臓器移植のために「作られた死」なのでどうも納得がいかないのだが、それでも自己の強い意思で臓器を提供するという人の意向は大事にされてよいと思う。がしかし、小さな子供の場合、親は神に等しい存在だからたとえば生前の子供の意思とかまるであてにならない(子供は親の顔色を見ているからだ)。親の庇護下にある子供に自分の本当の意思を表明することは無理である。さらに脳死にかんする疑問点として、脳死は本当に「人の死」なのかという点である。本当に不可逆なのか?、臨界点というものが本当にあるのか?あったとしても技術の進歩で死の側に常に動いていないのか?それによる脳死判定基準は日々改訂されるのか?移植待ちの患者がいる場合、ろくに治療もされずとっとと脳死にされないのか?疑問は尽きない。

でも自分の身内が移植を待つ身になったら上記の考えを保ち続けることができるかどうか自信がないという、しょーもない自分。

あーわけわからん。

 

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このページは、アローブックぱそこん教室が2009年5月16日 12:48に書いたブログ記事です。

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